①「サクラダファミリア・Ⅰ」=スペイン・バルセロナ= |
着工から130年も経過しているサグラダ・ファミリア
バルセロナが誇る建築家アントニオ・ガウディが、生涯をかけて取り組んだ未完の教会です。
完成にはあと100年とも200年とも言われていましたが、ガウディ没後100年の2026年までに完成させることを目標に最近は急ピッチで工事が行われている
近年の建築技術の革新もあり、2026年には完成する予定となっている。
もともとはガウディの設計ではなかった・・
もともとは、民間カトリック団体「サン・ホセ協会」が、貧しい人々のために聖家族に捧げる贖罪教会として建設を計画。1882年に建築家フランシスコ・ビリャールが無償で設計を引き受け着工したが意見の対立から翌年に辞任。
その後を引き継ぎ2代目建築家に任命されたのが、当時はまだ無名だったアントニ・ガウディ。
2005年には建設中ながら一部が世界遺産に登録
生前のガウディが実現できたのは地下聖堂と生誕のファサードなどであるが、これらは2005年にユネスコの世界遺産に登録された。
建築費は寄付と観光収入でまかなわれている・・
サクラダファミリアは贖罪教会なので、財源はすべて個人からの寄付でまかなっている
1990年代以降は訪問者の流れと作品の世評の高まりが財政状況を好転させた。
スペインの経済成長や入場料収入などに支えられて進捗は加速
日本人も建設に携わっている
サグラダ・ファミリアの「生誕の門」。ここに数多くの彫刻を飾った彫刻師が外尾悦郎氏である。
2013年現在は専任彫刻家を務めている
漫画家、井上雄彦が、世界遺産サグラダ・ファミリアの扉に刻む文字を書いた
「栄光のファサード」という扉に刻まれる文字の一部
当初300年以上かかるという見積もりだったサグラダファミリアの完成が、着工から144年目(1882年〜2026年)と早まったのは、3Dプリンター導入・高品質コンクリート開発・入場者増加による財源安定が大きな理由だとサグラダファミリア内の展示で説明されていた。
ひさしぶりに「海外買い付け旅」の徒然(つれづれ)を載せました。
しばらく「スペイン買い付け旅」の報告になりそうです。。明日へつづく・・